看護師 求人 世田谷区

病院だけで満足ですか?自衛隊で白衣の天使になるメリット&メソッド

病院以外での看護師の仕事はあまりポピュラーではないと思っていませんか?保健師になること以外で病院外での看護師の仕事…実は、あるんです!しかも、同じ公務員の仕事です。安定した給与がもらえ、しかも無料で学ぶことができるのが、自衛隊の看護師です。

もしも今、看護師の免許を持っていないのであれば、自衛隊の看護学校に合格することです。自衛隊での基本的な訓練も含めて、看護についての知識を学んで行くことができます。ただし、自衛隊での訓練に耐えることができることが条件になります。そのため、年齢制限と身長制限があるのです。年齢は18歳以上24歳未満、身長は男子が155センチ以上、女子が150センチ以上の者、その他にも健康的な条件も加わってきます。通常の病院に就職するための看護師国家試験に比べると狭き門で、最低限自分を守るための護身の訓練をしなくてはならない、どんな状況でも的確で冷静な判断ができなくてはならないなど、看護の知識の他に求められることはありますが、同じように人を看護する仕事であるのは間違いありません。何よりも自衛隊看護学校在学中でも非常勤職員として手当が支給されたり、学費や寝泊りする場所が無料というのは大きなメリットです。養成期間は3年となっています。

看護師の免許を持っているのであれば、中途採用として志願します。採用後は自衛隊としての教育を受け、配属された場所での看護業務を行うことになります。この場合は年齢制限は36歳未満となります。試験は毎年11月ごろに行われ、筆記試験と面接、身体検査が行われます。そして翌年1月に合格発表、入隊はその年の4月からとなります。

配属の自衛隊病院は全国に16箇所、その他にも海外へ派遣されることもあります。また、有事の際は戦場に赴くことになる可能性もありますが、今のところ日本でのそういったことはあまり現実的ではありません。災害の被災地や国政平和協力等において、衛生部隊として、負傷した自衛隊員の治療や自衛隊員の活動への協力が主な仕事になるでしょう。

最近の自衛隊の活躍としては東日本大震災における災害派遣活動でしょう。大きな被害のあった東北地方だけではなく、栃木県や茨城県、千葉県などの局地的な災害にも自衛隊は駆けつけます。自衛隊での医療行為は隊員だけでなく被災者にも行われ、たくさんの人々の命を自衛隊員として救ったのです。保健師との連携もあり、実に迅速で的確な措置がなされました。

またここでも人間関係というものが悩みの種になることは必須となりますが、自衛官というものは、国を守る、人を守るという意識が非常に高い人間として養成され、目的達成を最優先することが多く、そのため病院内で起こる陰湿なものとは全く違う質のものになります。女性ばかりの職場ではなく、むしろ男性ばかりの職場ですので、かえってカラッとした信頼関係を築くことができるかもしれません。

訓練をしながら看護の勉強、そして自衛官としての使命を全うしながら、人々への医療行為を行うというのはとても大変なことではありますが、その分やりがいは十分にあるものです。人々を救い、感謝されることでそれまでの苦労もきっと報われます。正義感に溢れ人の役に立ちたい、そう強く願っている責任感の強い人ならばきっと、この仕事を成し遂げることができることでしょう。

医療事故はドラマではない、現実に命を守るために

本当に最近は医療関連のドラマがたくさん増えてきました。例を挙げればキリがないほどに。そのほどんどが割と事実に基づいたものではないというのは周知の事実かと思います。しかし、一般視聴者はドラマを現実に重ねてみている部分も大きいです。

ニュースでは死亡の事実があると、すぐに明るみに出ます。医療事故を起こせば、たちまちその病院は白い目で見られ、避けられるようになるのもまた、現実です。ドラマのように、最終的に温かい人間同士の意思疎通ができました、めでたしめでたし!なんてことはまずありえないですよね。

現実に起こる医療事故には細かいものを言ってしまえば本当にたくさんあるのです。起こさないようにと勤めていても、現場の状況によっては平気でそれが起こってしまうケースも多々あります。それが大きなミスとなり患者さんの生死を分けるものかどうかは別としても、実に、「起こしそうになる」ことは日常茶飯事とも言えるでしょう。

しかし、それは看護師一人の責任とは言い難いものがあります。医師との連携、チームとの連携そういったものがうまく回らなくなった時に起こるものです。
だからといって、患者さんの命に関わることを起こしていいはずがありません。一般企業のように「さっきのは間違いなので」とはいかないのが病院の宿命です。

では、ドラマのようにうまくはいかない現実で、医療事故を防ぐにはどうしたらいいでしょう?理想を言えばキリがありません。現実には、看護師一人の力ではどうにもならないのです。そして、医者も看護師も人間です。必ず間違いを起こすもの、だから絶対に起こしてはいけないものという意識を現場全員で持ち、医療行為に臨むこと。医師の指示をその場で確認し、復唱し、声を出すことです。そうすることで、その場にいる全員が、看護師が何をどのくらい対処しているのかがわかります。そして、自分が無理をしないことです。無理をすれば集中力が落ちて注意散漫になります。確実にミスを起こす可能性が上がります。とはいえ、本当に現場にいると無理をせざるを得ないことのほうが多いのですが…

一度ミスをした看護師は罪悪感に苛まされ、ストレスとミスに対する恐怖で離職することは何も不自然なことではありません。看護師自身にとってはどんなに小さなミスでも「殺した」も同然の罪の意識を感じるからです。そうなってはどんなに看護師を続けたくとも、就業は難しくなります。

病院や医療チーム側は看護師ひとりひとりの負担を軽減するためにも、看護師の離職をひとりでも避けたいとしているにもかかわらず、ここでも悪循環は起こってしまうのです。看護師の離職は、医療現場の環境を劣悪にし、守れるはずの命を落としてしまう一因になってしまうのです。医療ミスを起こさないためにも、より多くの看護師と、各看護師の知識や技術向上、そして就業環境を整えることが大切、しかし、今の医療現場はその理想と現実の狭間でもがき苦しんでいるのです。

医療ドラマが終焉を迎えても、医療現場はこの先もずっと求められ続いていくもの、そしてミスを犯してしまった看護師の罪悪感を背負った人生は死ぬまで続くものです。こうした悲劇をなくしていく解決策が今は、人手不足解消しかないのです。

ステップアップ!看護師から働く幅が広がる保健師その違いは?

さて、今回は看護師と保健師の違いについてです。看護学校を出て、准看護師からもしくは直通で正看護師となり、患者さんと接していく中できっと、こう感じることが増えていくでしょう。「患者さんがどうしたら健康に暮らしていけるんだろう」「病院に来る前に予防する方法はないの?」

患者さんの中には知識を持っておらず、予防する方法を取っていれば悪くなることもなかったという人もたくさんいらっしゃいます。簡単に言えば「予防をする」という面で患者さんの役に立てる仕事、これが保健師になります。

病院内だけではなく、病院の外でも患者さんの健康的な生活を支えることができます。正看護師としての経験を積み、次なるステップと考えてもいいでしょう。また保健師は看護師と違い、勤務地や関わる年代や職業が大幅に広がってきます。それは看護師では得られない出会いや視野の広さを経験できるのです。

保健師になるためにはもう一度大きな国家試験を受けなくてはなりません。保険師国家試験です。つまり、看護師国家試験に合格した人間しか受験資格のない、貴重な資格です。保健師助産師看護師法の第2条によると「この法律において『保健師』とは、厚生労働大臣の免許を受けて、保健師の名称を用いて、保健指導に従事することを業とする者をいう」とされています。看護師が「看護の専門家」ならば、保健師は「生活健康の専門家」なのです。

具体的な仕事の内容は、地域の学校や保健所での健康診断や健康相談をしたり、健康の悩みを抱えている人たちのためにコミュニティを作ったり、病気の予防をするためのアドバイスをし、人々が健康で不安のない毎日を過ごすための手助けをするのです。そのために、様々な企業や公共施設との連携を取ることやまた、経済難でまともな医療行為を受けられない場合の看護をどうするかなどの、より人々に密着した問題解決も保健師ならではの仕事になります。

昨今では生活習慣病などの「病院に行くまでもない」と判断されがちな病気も増えています。そうした中で保健師の存在は今後とても重要な役割を果たすようになってくるでしょう。しかし、保健師の数は非常に少ない現状です。このままでは需要と供給がままならなくなってくるとされている中、日本看護協会では保健師の人材育成に力を入れるようになってきました。

先の東日本大震災では、被災後、国は真っ先に保健師の被災地派遣を要請し、三日後にはすでに保健師による被災地救援活動が開始されました。現地での病院の機能が停止したり、原発事故により看護師が不足し、津波などで生活環境がおびただしく劣悪な状況になりました。被災地ではたくさんの弔えない遺体があり、お風呂に入ることもできず、食料も平等に配給できない場合は一切配給しないなどの奇妙な対応を取る場所があったりと、健康的にも衛生的にも悲惨な状況下にありました。そこで保健師たちは協力して、避難所や仮設住宅を巡回し、二次的な健康被害や、環境不備による感染症や食中毒を防ぎ、一刻も早い病院や保健所などの通常業務再開させようと大活躍を果たしました。そして今現在も、その活動は行われ続けています。これは病院の勤務に忙しい看護師では成し得ないことです。

東日本大震災だけではなくその前の新潟県中越沖地震や、阪神淡路大震災でもこうした活動はまことしやかに行われていました。今後も、こうした大きな災害は絶対にあります。その中でどんな仕事よりも直接的に人々の健康のために自由に動ける保健師は必ず必要になってきます。そして、なにものにも代え難いやりがいを感じることのできる職業になるはずです。

看護師の抱えるストレスは溜まりやすくてちょっと特殊って本当?

看護師というものビジネスマンに比べて特別なものです。患者さんの命を預かり、関係を築き、そして医師や同僚とも別で信頼関係を作り、担当する科によっては本当に人の生死を目の当たりにしたり、ショッキングな出来事も避けられないという点で特殊です。ハードな勤務内容と勤務体制、そしてミスは許されない、緊張の解けない仕事です。

また看護の本質というのは、患者さんの苦痛に共感しながらも、それに対する冷静な対処と温かい言葉で生きる力を与えるという、高度なレベルのものが要求されます。もちろん、一般企業勤務にも大変なことはいくらでもありますが、人の生死に直接的に関わるというところで、やはり責任の重たい仕事であることは確かです。ですから、抱えるストレスも一般の人間のものとは違います。

看護師になる人の多くが心の優しい人なので当然、患者さんへの過度の感情移入や家族の苦痛を一緒になって抱え込んでしまう。決して悪い感情ではありません。しかし、それを看護師自身の生活まで脅かすような程では、その看護師の精神が持たなくなるのは時間の問題です。

人間はある程度状況に順応する能力がありますので、精神が持たないと判断すると、無意識のうちに患者さんと距離を置くようになり、共感しないよう、でも上辺だけは優しく接するようになっていきます。患者さんの中にはそれを察して指摘する人もいるのです。「あの看護師さん、上っ面だけだね」なんて言われたら、たちまち立場が悪くなってしまったり、ジレンマを抱えることになってしまいます。そうこうしている間に、看護師自身が潰れてしまい、うつなどの病気にかかってしまう…。

そうしたネガティブなストレスやフラストレーションをどう克服するか。ストレス解消法なんて、正直誰かに相談すればいくらでも出てくるものです。カラオケにいくとか大声を出してみるとか、あるいは友達と気分転換になるようなことをしようだとか。

そんな一時的なストレス解消では、解放されるのはほんの一瞬でしょう。また仕事に戻れば辛いと思うことばかり。楽しみなのは次の休み、だけどそれまでが長い…そんなことばかり考えている看護師さんに、担当してもらいたいと思う患者さんがいるでしょうか?答えは簡単です。患者さんの気持ちに想像すればすぐにわかります。「私はこんな看護師になるはずじゃなかったのに…」そうですよね。

上司や同僚に話をすることで解消する、ということも考えられますが、感情は伝染していくものです。悩みを抱えた看護師と同じように上司や同僚も悩みを抱えて深みにはまっていくケースもあるのです。一緒の感情になってしまっては、問題は解決できません。看護師になる人の多くが心の優しい人だから、というのが逆に深みにハマるという皮肉な事態を生み出してしまうならば、一線をおいて、冷静に問題解決を図ることが最優先です。

とは言ってもその問題が時間のかかることだったり、解決に至ることができないこともあります。同じ職場の人間には知られたくないことや、話しづらいということもあると思います。そんなときは、思い切ってSNSや掲示板で、匿名で自分の思いをぶつける、というのがいいかもしれません。

一度リセットするつもりで初心に帰り、初期衝動を思い出すために看護に対する情熱を語れる仲間や友達、家族がいれば、何かしらの突破口が見つかるかもしれません。全く違う環境や職業にいる人との会話も、「私、この仕事でよかった」と思えるきっかけになるかもしれません。一時しのぎのストレス解消も必要ではありますが、初期衝動に勝る継続的な支えは他にないのではないでしょうか?

サービス残業は必須?ブラック化しつつあるナースの勤務時間

ナースの勤務時間帯には2交代制と3交代制の二つがあります。病院によって取られている体制は変わってきますが、24時間、人がいるようにシフトが組まれていることは変わりありません。割合としては2交代制が3割、3交代制が7割となっています。

2交代制の場合は24時間の半分で日勤と夜勤に分かれます。しかし、仕事の多い時間に人が多くなるように組まれるため、単純な12時間労働、ということにはなりづらいです。ただし、1日の勤務時間は長くなるものの、その分休みの時間も増えるため、まとまった休みの取れる2交代制を希望する看護師も増えています。

対して3交代制ですが、病院多くはこちらの体制を取っています。労働基準法に沿った勤務体制になりやすいためです。1日を3分割して、日勤8:30~、準夜勤16:30~、深夜勤0:00~という時間割になります。細かい数字は病院や仕事の引き継ぎがどのくらいあるか等によって変わってきます。

国の方針として、夜勤は全面的に月に8回までと決まっていますが、病院での仕事は突発的なものも多く、これがあまり守られていないのが現状です。統計上、ナースの勤務時間平均は約161時間、一般企業勤務者に比べたら10時間程少ない計算になっていますが、突然の残業というものは精神的にも落ち着かず、ストレスやフラストレーションを抱えることになってしまいます。

「医者の不養生」という言葉がありますが、看護師にも同じことが言えます。人手不足のために、深夜勤務の翌日に日勤のシフトが組まれていることもよくあることです。これでは十分な睡眠が取れずに、集中力が持たず、結果医療事故を引き起こす原因にもなりかねません。また看護師の過労死にもつながることになってしまいます。とはいえ、患者さんの病状の急変などは、看護師のシフトに合わせて起こってくれるようなものでもありませんので、予期せぬアクシデントは防げないもの。以前はそういった実情からサービス残業は当たり前のように行われていました。
こうしてナースの勤務時間はどんどんブラック企業化しつつありました。人手の足りない病院ではこうした負のスパイラルに苛まされ続け、離職する看護師が増え、果ては病院経営までも脅かすことになってしまうのです。

しかし、最近ではそうした予期せぬアクシデントでずれ込んでしまった労働時間を翌月の公休や有休で調節するシステムが取り入れられるようになってきました。残業はどうしても必須になってしまうけれども、法律通りにいかない現状を雇用の側が配慮してくれるところも増えつつあります。長い労働時間による離職を防がなければ、結果、さらなる人手不足を引き起こし、看護師一人に掛かる負担が増え、医療ミスが引き起こされるという悪循環を食い止められないからです。

ただ、このシステムを早急に取り入れている病院に看護師の異動や転職が集中すると、現状人手の足りない病院ではますますシステムを取り入れづらい状況に陥ってしまうのではないでしょうか?どんな状況でも患者さんは病院をあてにしてやってきます。システムを取り入れられない病院は潰れてもいい、なんてことはないのです。かといって、足りない人手を看護師一人の負担を大きくすることで補うこともまた、悪循環を生み出す一歩となってしまうのも実情です。

いいシステムが出来たとしても、それによる弊害が生まれてしまうようでは、まだまだ、この勤務時間の問題は改善の余地があるように思われます。

中小病院を悩ませる看護師不足と看護師配置基準のジレンマ

2006年度診療報酬改定によって、看護師の配置基準が改定され、患者さんにとっても看護師にとってもより良い医療現場になるよう配慮がなされました。いわゆる「7対1」と言われる、患者さん7人に対して看護師1人、という体制をすることで、入院収入の割合を増やす、というものです。

患者さんに取っては、今までよりも手厚い看護を受けられるようになり、看護師に取っては、今までの重労働を軽減できるという約束がなされたのです。また、病院にとってもこの体制を取れば入院収入が増えるとされました。これによって、ハードな勤務体制が緩和され、離職率もダウン、さらには大幅な看護師の増員に成功した病院も出てきました。しかし、そのほとんどは、早期に体制を導入できた大規模な病院や国立大病院です。

配置基準は「7対1」が一番点数が高く、ついで「10対1」「13対1」と薄くなるにつれ入院収入の割合が大幅にカットされていきます。もっと具体的に言えば、「7対1」を取った病院と「10対1」を定めた病院では収入が約1億円も違ってくるのです。人員や待遇を体制に準ずる余裕のある病院はこぞって「7対1」体制を導入し、手厚い待遇でさらに人員を確保できました。大病院に行けば、いい環境で治療できると、患者さんたちも大病院に行くようになりました。

この法改正は一見、大変素晴らしいもののように見えます。しかし、一方で病院の存続すら危ぶまれてしまった病院がたくさん出てきてしまったのです。地方の中小病院では、もともと人員が少ない中で待遇をよくすることもできず、さらに看護師の人員確保が難しくなり、当然配置数も薄くなってしまいました。そのために、入院収入も削減され、ますます看護師への待遇を劣悪なものにせざるを得なくなってしまったのです。

この診療報酬改定が影響し、病院の業務を縮小したり、病院存続の危機に瀕することになってしまったのも事実です。劣悪な勤務体制や待遇が原因で、離職し、復職をしていない看護師は約50万人以上と言われています。医療機関や自治体ではこの潜在看護師の復職支援のための研修会や講習を行うなど具体的な活動をしているものの、まだまだ、抜本的な看護師不足の解消が成されるほどの効力をもつ解決法が見つかっていません。

大病院に有利な法改正にするつもりはなかったのかもしれませんが、地方の中小病院での現状を把握していれば、体制に乗り切れないことは目に見えていたはずにもかかわらず、こうした現場の現状にそぐわない法改正で、ただでさえ人手不足の状況を助長してしまったのです。地方の病院の命運を分ける法改正を認めることは、日本の医療を後退させることにもつながります。今こそ、地方の医療現場の声をきちんと届けるべきです。具体的な改善目標を立て、長時間過重労働を是正する規約を施設基準に盛り込み、看護師になることが大きくメリットになるイメージをつけ、増員を図り、その待遇も現実に手厚いものにする努力が必要となっています。

病院がなくなってしまって困るのは、各地方の患者さん達です。世界の先進国の中でも皆保険制度がこんなにも整っている国は日本以外には少ないです。その日本が、地方での医療はまっとうではない等、本末転倒な話になってしまいます。全国各地で基準の高い医療を受けられることは看護師の増員で一歩近づくことができると期待できるでしょう。

ある日突然任されるかも?看護師のリーダー業務の責任と心構え極意

看護師の現場では、学校では教わらない実際に起こる病院での急変対応や技術知識を習得しなければ、「患者を守る」ことができません。そこで取られている体制が「プリセプターシップ」というものです。新人看護師の持つ期待と、現場での実態の間に生まれるギャップに深刻な悩みを抱えたり、カルチャーショックを受けてしまわないためのシステムです。先輩看護師と新人看護師のマンツーマンで1年間指導が行われます。

そうした指導を受け、ある程度看護師として適応し仕事ができるようになって来たら、今度は自分が新人教育に当たる番です。そして、大体3年目あたりからリーダー業務というものを任されるようになります。これは病院や病棟によって様々ですし、勤務帯や看護師の人数、勤務経験層にも左右されるものですから、必ずしも3年目からスタートされるものではありません。もし、担当する勤務帯や病棟に自分より上がいなければ、3年目でなくとも、いきなりリーダー業務を任されることもあるのです。

ではリーダー業務とはどんなものでしょうか?看護師は配属された場所で勤務帯と担当患者(または部屋)を決められます。
その勤務帯ごとにリーダー業務を担当する人間がいます。つまり、その勤務帯のまとめ役です。各スタッフが円滑に仕事ができるよう、医師や上層部との橋渡しをしながら、各看護師の担当患者の報告を受け、対応のアドバイスや指示したり、入院患者のベッドを効率的に稼働させるための調整をしたり、計画を立てたりします。

ひとりひとりの患者さんを大事にするための、全体的なスタッフへの気配りと円滑な病棟管理という大変重要で責任ある仕事です。各スタッフへの円滑な指示を失敗すれば、患者さんの生死に関わる事態になりますし、ベッドコントロールを失敗すれば入院予定の患者さんのベッドがない状況になります。その病棟の患者さんの病状と看護師の対応すべてに責任を取らなければならないのです。そう、リーダー業務とはその病棟の司令塔なのです。ですからその分、負担も責任も大きくなり、フラストレーションも溜まるものです。

面白いことに、リーダー業務に関する現場の看護師たちの悩みは、何年経ってもリーダー業務を任されないというものと、リーダー業務なんてやるものじゃない、という意見が真っ二つに分かれています。
とても私には務まらない、と不安を超えて恐怖を覚えてしまう人ほど、リーダー業務を任されてしまい気が重い毎日、そろそろ任されてもいいんじゃないかしら?と期待している人に限って、なぜだかそのやらせてもらえず焦る毎日というのが現実です。

リーダー業務に必要なのはきちんとしたその病棟で起こりうる疾患の知識と冷静な判断力になります。返って業務に不安を覚える位の慎重な人ほど、患者さんの対応に関しても「もしかしたら」という慎重な判断ができるとみなされるのかもしれません。確かに、リーダーというと自分がワンランク上に昇格するような印象を受けますし、そうした業務を任されることで自尊心を癒すことはできます。

しかしステータスだけでは「患者を守る」という意識が薄れ、結局は何のために看護師になったのかを忘れてしまいそうになることでしょう。あくまでも「患者様の命を守る」素晴らしい仕事をしているという心構えを忘れずにいることが大事です。

ナース現場の人間関係に必要なたった一つの目的意識とは

ナースと聞いて思い浮かべる世間の良いイメージとしては優しい、とか清楚で献身的、命を守ってくれる、というものでしょう。
しかし実際に自分がナースとして働く側になった時にはこんな悪いイメージを持つのではないでしょうか?

・夜勤があって生活が不規則になる
・女性ばかりで陰険な人間関係がある
・負わされる責任や立場に耐え切れないかもしれない
・様々な年齢の人とうまくやっていけるか
・嫌な患者さんへの対応も優しくしなければいけない

などなど。世間のナースに求められるいいイメージとは打って変わって、看護師の現実とはとても大変なものです。実際に病院内での様々なことに悩まされ、たくさん勉強をして臨地経験もして、散々苦労して看護師になっても、すぐに辞めてしまうケースは少なくないのです。

その原因のほとんどが院内の人間関係です。病院に限らずですが、職場というものは様々な年齢や、環境の違う人たちが集まって働いています。どこに行ってもそうですが、必ずといっていいほど、人間関係というものには悩まされるものです。

先輩や上司、同僚たちの陰湿な悪口や、理不尽で差別的な指示、プライベートへの執拗な介入なんていうのは、本当にざらにある話です。学校でのいじめ問題が世間を騒がせていますが、学校だけではないのです。なんだ、じゃあどこに行っても何をしてもいじめられたり悩まされたりするのね、と割り切って、辛い辛いと思いながら、仕事だけをこなす毎日では心が疲れてしまい、最終的にそこから逃げるように辞めざるを得なくなってしまいます。

そんな辛い毎日から脱却するのに、本当に辞職という方法しかないのでしょうか?よく考えてみてください。自分も人間、相手も人間。患者さんも人間です。愚痴を言いたいときもあれば、悪口を言いたくなるようなこともあるでしょう。イライラして感情的になってしまうことも、うっかり八つ当たりして後悔することもあると思います。しかし、空気を読んでそれに甘んじていては心がもちません。

口で言うことはとても簡単ですが、「思いやりと目的意識」を持つことです。悪口ばかり言っている人は、自分はそうしないという傲慢さを持ちながらも本当は不安を抱えているのです。理不尽な指示を出したり、人のせいにばかりする人は自分が責任を負うことを恐れているのです。仕事をサボってしまう人は、自分の仕事がどんなものかを理解しきれていないだけなのです。みんな、ひとつの弱い弱い個体なのです。ひとりでできることなんて、ちっぽけなものです。だからこそ、力を合わせて「患者さんを守る」というひとつの目的意識を持ち、一人ひとりが自分のできることを精一杯するだけなのではないでしょうか?

最後は人間関係です。自分が相手を信頼し、積極的に仲間として「患者さんにいい看護をし、いい院内生活を送ってもらおう」「健康で幸せな生活をしてもらおう」という目標に向かうことができれば、きっと周りとの信頼関係も生まれてくるはずです。辛い仕事もみんなで乗り越えることができます。悩む前に、まずは自分がどう行動されたら幸せでのびやかな仕事ができるのかを考え、それを相手にしてあげることです。辛い仕事に、一本の「思いやり」の矢を射ることができれば、職場は一転、幸せな場所になります。「みんなが幸せ」を心がけていれば、その気持ちは周りのみんなに伝わるものです。私たちはみんな、同じ人間なのですから。

愛と希望にあふれた命の現実を見るナースになるには選択肢が二つ!

これから看護師を目指す人にとって、どんな道筋で正看護師になれるのか、シュミレーションしてみます。

看護師という職業のイメージを思い浮かべてみてください。白衣の天使、清楚で、献身的で、あたたかくて優しい、人の命を預かる重要なお仕事。誰しもが憧れや夢を持って看護師を目指すことでしょう。しかし、予想以上にその理想のゴールまでの道は困難かもしれません。どんなに困難でも、素晴らしい看護師を目指すという強い気持ちや理想を持って挑むこと、まずはそれを忘れないでください。

看護師になる道は大きく分けて二つあります。ひとつは准看護師となって、実務経験を積みながら勉強し看護師国家試験に受かること。もう一つは高校を卒業後に看護大学や専門学校に通い、看護師国家試験に受かることです。

パッと見るところ、准看護師になって実務経験を積みながらの方が、看護師の仕事に就くまでの時間を短くできるように感じられますし、お給料をもらいながら勉強できる、というのは一見とても理想的に見えます。2004年からは「実務経験10年以上」という条件付きですが、通信制の学校も開始され、以前よりは正看護師の資格を取りやすくなりました。一日でも早く実務経験が欲しい、看護師として働きたいという人は、准看護師学校(最短2年)に通った後、准看護師試験を受けて就職できます。今まさに准看護師として働いている人にとっては正看護師になるチャンスは増えています。

ただ、この准看護師の資格は今、廃止の方向に向かっており、医師や正看護師の指示によってのみ看護出来る」という制限がついていて、給料水準も低く、昇格も頭打ちになってしまうというデメリットがあります。また、准看護師として働きつつ、学校に通わなくては正看護師の資格を取ることはできないというのは、時間や生活面を考えるととても大変なことです。

もうひとつの方法、高校卒業後に大学や専門学校に通い、国家試験を受ける方ですが、看護大学は普通の大学と同じく4年、短期大学や専門学校も最短で3年です。准看護師に比べて、1年ないし2年長く学校に通わなくてはなりません。そのため、家族の協力が必要となり普通の大学に行くのと同じような経済的負担がかかってしまいます。その代わり、正看護師になるまでの道は実質こちらの方が短くて済みます。実務経験は准看護師に比べて遅いスタートとなりますが、学校での研究や履修は決して無駄なものにはなりません。

今の自分の状況に合わせて、どちらを選ぶかは自由です。どちらにしても、正看護師になるということはそう簡単なことではありません。もちろん、命を預かる仕事ということもあり、晴れて資格を取れたその後も苦労や困難は必ずつきまとうものです。あこがれの看護師さんも、困難をいくつも乗り越えて、命の尊さや人間を助けることの大変さを目の当たりにしてきたからこそ、強くて温かく、そして優しい看護師になれたのです。

試験や学校で学ぶことは、専門的な知識を身につけることもそうですが、本当に看護師として頑張っていけるかどうかを自分に問いかける時間や試練となるのかもしれません。あこがれの看護師になろう、という強い意志を持っていればきっと、理想へ一歩一歩、近づいていけることでしょう。

空いている時間で看護師国家資格取得!通信教育の効率的利用

2004年4月に、准看護師として10年以上勤務経験のあることを条件に、2年の通信教育で正看護師になれる新しい方法が採用されることになりました。これによって、正看護師を目指すために必要だった看護学校への通学という負担を軽減することができるようになりました。

通信教育では、子供や家族があり、勉強する時間が取りづらい人にとって、自分の空いた時間を使って看護師国家試験のための勉強が出来るメリットがあります。看護師国家試験の受験資格を取得するための65単位の科目履修の多くが教科書やテキストを使ったり、インターネットを利用したeラーニングや、DVDの授業も用意されている学校もあり、自分の好きな時間で進められるようになっていますが、臨地実習というものはどうしても必要になってきます。命を預かるお仕事ですから、それだけはきちんと通学や病院見学をしなくてはなりません。

登校日数や病院見学の日取りは各看護学校によります。ただ、学生の多くが准看護師として勤務しているため、学校では様々な配慮がされています。本人の都合や希望に添える十分な配慮がなされていますので、心配することはありません。

では、どんな学校で通信教育を受けたらいいのでしょうか?それは、各学校の特色を見ることです。通信制を開設している看護学校は全国各地にあります。登校することも考えて自分の住む場所に近い学校をまず調べてみるべきでしょう。資料などを取り寄せて検討し、希望の制度をとっている学校を選ぶべきです。大学を卒業していたり現在履修中の人も、それまでに取得した単位を看護学校の卒業単位として認められる制度もありますので、利用すると時間に余裕を持って学ぶことができます。

こうした様々な配慮がなされていても、准看護師の仕事をしながら勉強をすることは簡単なことではありません。どうしても学費はかかってしまうもの。生活をしながら学費を捻出することはとても大変なことです。学費は入学金を含めて2年間で約90万円前後。簡単に出せるような金額ではありませんよね?そういう人のために奨学金制度というものもあります。この奨学金制度も様々なものがありますので、よく検討して利用すれば負担の軽減にもつながってきます。

また、通信教育というものは自分との戦いということもあります。仕事を終えて帰ってきたら、「ちょっと位サボってもいいか」とか「明日やろう」と先延ばしにしてしまうことも多々出てきてしまうことでしょう。

そんな時には、同じ境遇にある仲間を見つけることです。一緒に頑張っている仲間がいれば心強いものです。それもインターネットを利用すれば難しいことではありません。掲示板やSNSを使って、自分のモチベーションを保つといいでしょう。また、各学校で学習を進める上での質問に答えてくれたり、学習会を開いたりしているところもあります。学習面だけではなく、心の相談にも答えてくれます。つまづいてしまったり、不安を感じた時でも、インターネットを使った授業や、講師とのやり取り、学生同士の交流があればきっと挫折せずに勉強を続けられるでしょう。

最後に、年齢で不安を感じているあなたへ…「私の年齢からでも始めることができるのかしら?」ご心配なさらずに!准看護師10年以上の勤務経験という条件を抱えている人たちばかりですから、どんなに若くても20代後半、上は60歳くらいまでの学生さんたちが頑張って学んでいます。やりたいと思ったときが始め時です。自信を持って、心を強く持って挑んでください。今まで看護学校に通わなければなれなかった正看護師の夢もきっと、叶えることができますよ!